ヤモリの飼育方法【レオパードゲッコー】

飼育方法

最も有名なペットヤモリ、レオパ。今も昔もNo.1ですね。モルフは増え続けイベントに行けば、販売数は一番多いです。これに関してはすでに情報過多の気もしますが、飼育方法書いて損はないかと思うので、まとめておきます。

レオパードゲッコーとは

  • 学名Eublepharis macularius
  • 別名:Leopard Gecko
  • 分布:中央アジア~西アジア
  • 全長:20~25cm
  • 特徴:ワイルド個体は豹を思わせる黒点で体を覆われているところから豹紋と名付けられました。レオパードも同じように豹紋からきています。沢山のモルフがあり、飼いやすく繁殖も容易で、飼育スペースも大きく必要とせず、寿命も長いことから不動人気を得ています。
  • 雌雄判別:オスは尻尾の付け根・総排出腔の下に膨らみがあります。

飼育環境について

一昔前は砂漠に住んでいるといった間違いが広がり、砂飼育や極度に乾燥した環境で飼育することをお勧めする記事などを見かけましたが、本来はアジアの荒地や砂礫地帯など荒涼とした乾燥地帯に住み、土や砂礫の地面、大小の石、そして乾燥に強い植物がまばらに生えているような環境に住みます。

・ケージ

お勧めはレプタイルボックスです。もちろん一般に売られている爬虫類専用の物や場合によってはプラケースなどでも飼育できます。日本で多く見かけるニホンヤモリのような趾下薄板を持たず、壁に登ることはしないのでどちらかといえば水平方向のスペースを確保してあげます。(割とレイアウトで入れた流木などには登ります。)一匹であれば最低30×20ほどのスペースがあれば飼育できます。

・底材

お勧めは小粒の赤玉土です。3~5cmほど敷いてあげ、数カ月に一度交換して清潔に保ちましょう。レオパは非常に適応能力の高い種なので、ペットシーツからソイルまで割と何でもいけるようです。砂は本来の生息地と異なり、足が沈んでしまい誤飲の心配もありますので、あまり適していないと思われます。飼育生体のサイズや調子によって、選んであげると更に良いと思われます。

頻繁に飲むことはありませんが、入れてあげましょう。ウェットシェルターを使うことも可能です。

・シェルター

シェルターは入れてあげましょう。かなり人なれしやすく、慣れれば昼間から外に出てきて餌を探すような種ですが、本質的に岩場の隙間などに隠れて住むヤモリですので、逃げられる場所は確保してあげた方が良いでしょう。

・温湿度計

適温は30~25℃ほどです。可能であればケージ内で高温の場所と低温の場所を作ってあげると良いです。もちろん大体の目安ですが特に極端な高温は命にかかわりますので、気を付けましょう。湿度に関してですが、生息地からも推測できるように昼夜で湿度に差をもうけると調子が良く、夜間は少し高めの湿度を意識しましょう。冬場は特にケージ全体が乾燥しますので、注意深く観察することが必要です。

・照明

野生下では日中は隠れ家に潜み、陽が落ちてから餌を探しに徘徊するようですので、必要ないです。ただし日中差を出したい場合などは点けても害になる事はないようです。ただし小さなケージを使用することが多いかと思いますので、その際のケージ内温度の上昇にはくれぐれも気を付けてください。

・ヒーター

ケージ内シェルターの下以外の部分3分の1ほどに敷いてあげましょう。あとは生体自身が穴を掘るなりして好みの場所を作るはずです。もちろん温度計による最低限の温度の確保は忘れずに。

昆虫食です。飼育下でも昆虫類を与えるのが一般的です。生体のサイズに合った餌をカルシウム添加し与えるようにしてください。給餌の頻度は成長度合いによって変わり、ベビーのころはほぼ毎日、大きくなってきてからは週に1,2回ほどの給餌で飼育できます。最近は専用の人工飼料を多く販売されていますので、そちらを試してみるのも良いかと思います。

日々の世話

日々の世話としては毎日ケージをチェックし糞を回収し霧吹き、数日に一度の給餌です。

価格

最近では繁殖も更に一般的になり4桁で買える個体も増えてきました。またモルフにもよりますが、ブラックアウトなどであれば20万を超える生体もざらで、価格の幅はかなり大きいです。個体差のある生体ですので、気に入った生体であればチャレンジして損はないかと思います。

最後に

ナンバーワンペット爬虫類といっても間違いないでしょう。人によっては簡単すぎて逆につまらないとかいう話もあるようですが、外見が気に入れば飼いやすく慣れやすく省スペースで飼える良いヤモリだと思います。人によって飼育方法にかなりのバラつきがあるながらも飼育できているということからも、レオパ自身の飼いやすさを示しているかと思います。ただそれに甘えて雑な管理をせず少しでも長く健康に一緒にいられるようにできると嬉しいですね。

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